30代後半で初めての転職は未経験業界の生命保険会社

私が初めての転職を経験したのは36歳。

旅行業界で13年間勤めていた私の初めての転職先は未経験業界の生命保険会社です。

 

転職するまでの経緯はこちらの記事で紹介していますので興味のある方はご覧ください。

 

本記事では私が30代後半で転職先として選んだ未経験業界の生命保険会社で働いてみて感じたこと、その後にどう影響したのか紹介しています。

 

リスクを負ってまで生命保険会社に転職した理由

私が転職した生命保険会社は外資系企業でした。

 

その会社は私のなかの常識を全て覆すような方針だったのです。

 

・収入はフルコミッション

・セールスパーソンのトップの年収は2億

・出社しなければならないのは週2日のみ(午前中のみで解散)

・目標は自分で決められる(ノルマ無し)

・営業エリアは自分で決められる

・働く時間も自分で決められる

・お客様も自分で決められる

 

外資系だけあって、日本の企業とは働き方や仕事への考え方が全く違うもので、人生観が大きく変わるきっかけとなりました。

 

働く社員の面々を見ていると、前職の営業でトップクラスの優秀な実績を挙げてきた人ばかり。

そんな中、前職では営業の壁にぶつかり、営業実績が乏しい私が挑戦するには、無謀な挑戦でした。

プロ野球のトップの選手がメジャーリーグに挑戦するなかで、一人だけアマチュアからプロを経験しないでメジャーに挑戦するようなものです。

 

フルコミッションの世界では、成功すれば人生が変わりますが、前職より収入状況が悪くなる可能性もあります。

ひょっとしたら、全く成果があがらず、生活困難な状況に陥るかもしれません。

 

そんなリスクを負ってまで、挑戦をしたいと思った理由は以下の3つでした。

 

フルコミの営業職に挑戦した理由

・営業のスキルを磨きたい

・前職より収入をアップしたい

・自分で仕事をコントロールできる働き方がしたい

 

他にも色々とありましたが、主な理由はこの3つでした。

 

人生このままだと駄目だという思いが強かったので、大きく自分を変えるには、刺激ある環境に身を投じたかったのです。

もちろん成功するつもりでしたが、成功しても失敗しても、結果的に自分を大きく変えられるのではないかと思ったのです。

 

 

営業のスキルを磨きたい

前職の旅行会社では最後の2年間は外営業をしていました。

それまでは外営業の経験はなく、思うような成果を挙げていませんでした。

 

そんななか、営業先で転職先となる生命保険と出会ったのです。

営業についての考え方とスキルの高さに魅了され、ここで営業スキルを磨きたいと思うようになったのです。

 

前職より収入をアップさせたい

旅行業界は収入が低かったので、収入面でも不満を持っていました。

 

旅行会社時代に営業で会社訪問をした際、壁紙に書かれていたキャッチコピーに刺激されました。

 

「頑張っても頑張らなくても変わらない世界では頑張れない」

 

収入がアップすれば、今までできなかったことや諦めていたことを実現することもできます。

 

但し、フルコミッション制度であったので、成果が出なければ前職の収入を下回る可能性もあります。

しかし、そのリスクを承知の上でも、自分の可能性にトライしたかったのです。

 

自分で仕事をコントロールできる働き方がしたい

アメリカの会社でしたので、日本の企業とは異なる点も多くありました。

 

その中でも、私にとって魅力的に感じたのは以下の2点。

・会社に出社する日は週2日のみ

・ノルマがない

 

前職時代の縛られた生活に少し嫌気をさしていました。

いずれ、自分で仕事する時間や仕事量をコントロールしていくことを理想としていた私には魅力的な条件だったのです。

 

もちろん、フルコミッションの世界なので、結果が出なければ困るのは自分です。

生命保険の業界のことは何も分からずに飛び込んだので、一からのスタートです。

理想の自分になるには時間がかかることは想定していました。

 

生命保険会社転職1年目 【トレーニング期間】

一番記憶に残っているのが入社1年目。

この1年がここの会社で得られる考え方やスキルの全てと言っても過言ではないほど濃密な物でした。

 

トレーニング期間

入社後は業界の知識と営業のノウハウを取得するために、2か月間休みなくトレーニングをします。

 

入社後の流れは予め聞いていた私は、仕事に集中できる環境にするため、会社まで徒歩1分の場所に引っ越しました。

 

そこで様々なトレーニングを受けるのですが、最初はその内容にちょっと拍子抜けしました。

 

生命保険業界の知識は自分で空いた時間に勉強するように言われ、人としての考え方や、営業への姿勢の講義が中心なのです。

 

後半の1ヶ月はテレアポやプレゼンのトレーニングもありました。

 

トレーニングは朝から遅い日は深夜2時頃まで続きます。

トレーナーは社長や営業所長になるのですが、家族以上に一緒に過ごす時間が長くなりました。

 

 

外営業のデビュー

しっかりと鍛えてもらい、いざ外営業のデビューする日になりました。

 

以前の会社では全く成果が出なかったテレアポは、教えてもらったように実践したおかげでアポイントがびっしり入りました。

 

最初は営業所長と一緒に周ります。

 

挨拶から保険の話をして最後まで聞いてくれたお客様には、次回のプレゼンの約束をしていきます。

 

プレゼン後にご契約になることもあれば、ならないことも。

その前段階でプレゼンにまで至らないこともしばしば。

 

ここで私はビジネスで一番大事なことを学びます。

 

保険のビジネスで最も大事なのは保険の契約をお預かりすることではなく、ご紹介をいただくこと。

 

保険業界で生き抜くためには、見込み客を絶やさないことが最も大事なことなのです。

見込み客がいなければ誰にも保険の話を聞いてもらえません。

ビジネスとしても成り立たなくなるわけです。

 

以前の会社では大きな広告費をかけながら集客をしていましたが、ここの会社では集客は個人の努力と工夫次第です。

保険という誰もが拒絶する業界で集客をするには第3者の影響力を使った紹介マーケティングが肝なのです。

 

生命保険会社転職2年目 【集客に悩む】

入社2年目は独り立ちする準備期間となります。

 

会社の規定で、2年目が終了した時点で、社長や所長による直接の指導やトレーニング期間が終了となるため、独立に近い働き方となります。

 

しかし、私自身ここまでデビュー後の成績は下降気味。

 

成果が出なくても活動量だけは落とさないことを意識しながら、毎日動いていました。

 

営業から帰ってきてからは、同僚や先輩を掴まえて、プレゼンの練習相手になってもらいました。

徐々に、プレゼンの構成や話し方などスキルのレベルは上がっている実感はありました。

 

しかし、見込み客を増やせずにいたため、せっかくのプレゼンを披露する機会が激減してしまっていたのです。

 

 

生命保険会社転職3年目 【退職を決意】

見込み客を増やすべく、異業種交流会やイベントに参加するなど、とにかく人と会うことを欠かさずに動きました。

 

その中で、保険のお預かりまでいくケースも稀にはありましたが、そこから紹介等で広げるまでには至りませんでした。

 

徐々に、成果と活動量も先細りしていくなかで、私の状況を見かねた社長が新しい道も考えていくべきではないかと声をかけてくれました。

 

まだまだ諦めたくないという気持ちと、新しい道も考えなければならないという気持ちが交錯していました。

 

やりきったと思えるように保険の活動を続けながらも、新しい道を模索しました。

 

そして遂に、退職する決意をするのです。

 

生命保険会社退職後

退職後は具体的に何をするのか決めていませんでしたが、企業へ転職する選択肢はありませんでした。

 

それは、会社員となると当初の目的が叶えられないと思っていたからです。

 

転職当初の目的

・営業のスキルを磨きたい

・前職より収入をアップしたい

・自分で仕事をコントロールできる働き方がしたい

 

しかし、せっかくの機会なので、視野を広げる為の情報収集で転職活動をしてみました。

 

転職活動をすれば、もっと自分の目的に合った会社が見つかるかもしれません。

 

フルコミッションの保険業界で働いてみて、自分に足りないことを洗い出してみました。

 

まず、ビジネスの観点で言えば、集客面です。

集客ができなくなって廃業となったわけです。

 

保険に限らず、集客はビジネスの肝です。

 

集客ができなかったことには自分の人間性によるところもあります。

 

 

人生のピンチとなった時に経済的部分で守ってくるのが保険です。

そんな大事なことを任せてもらうには、保険の商品性や会社の信頼性だけではなく、個人の人間性も大きなウエートを占めます。

「この人だから安心して任せられる」と相手から感じてもらうことが大事なのです。

 

 

もう一度、自分を見つめ直しながら、集客部分と人間性を磨いていきたいと強く思うようになりました。

 

そして、フルコミッションの世界で収入がなければ、生活できなくなる危機感を体験しました。

最後は自分の私物を売ってまで生活費の足しにするところまで追い込まれました。

 

会社員としての将来の不安を感じていた私は、会社に頼らず、自分で稼ぐ力を身に付けなければならないという思いが一層強くなっていました。

 

そんな私が選んだ道がフリーで仕事すること。

 

まずは、集客部分でマーケティングを学ぶことにしました。

 

保険会社では無縁だったWEBマーケティングにも取り組みました。

 

但し、すぐに収益化するわけではないので、生活をしていくためには即金性のある仕事もしなければなりません。

そのため、アルバイトで日々の最低限の生活費を稼ぎながら、ビジネスに関わる勉強時間に費やしたのです。

 

 

フルコミッションの世界で働いてみて得たこと

 

優秀なセールスパーソンが集まるフルコミッション世界に挑戦してみて、結果的に成果をあげることはできませんでした。

 

しかし、世の中には私が想像していた以上の凄い人の働き方や考え方に触れ、多くのことを学ぶことができました。

 

フルコミの会社に転職して分かったこと

・新しい世界観

・ビジネスについての考え方

・お金についての考え方

 

給料を貰っていた会社員時代には、月に20万の収入当たり前でした。

会社で仕事すれば給料が貰えます。

そんな当たり前の生活がお金を得ることの有難みが薄れていました。

 

お金を稼ぐことがいかに大変か、ビジネスはいかに集客が大事か、収入がなくなる恐怖、お金の大事さ、こういったことを実体験できました。

 

失敗を繰り返した先に成功がある

 

よく成功者の書籍やマインド系の書籍に書かれている文言ですが、この体験をこれからの人生に役立てることで、明るい未来がくると信じています。

 

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