
働き方の多様性によって、パラレルワークで働く人が増えています。
fa-user「パラレルワークってどんな働き方があるの?」
fa-user「パラレルワークのメリットやデメリットが知りたい」
この記事はパラレルワークについて詳しく知りたい方に向けて書いています。
今回は、パラレルワークの働き方について詳しく解説してまいります。
本記事では、パラレルワークの働き方の事例やおすすめのサービスを初心者向けに紹介していますので、よりイメージできるようになるかと思います。
10分ほどで読むことができますので、どうぞご覧ください。
目次
パラレルワークとはどんな働き方?
パラレルワークとは複数の仕事やキャリアを持つ働き方を指します。
パラレル(parallel)は「平行」、「並列」と意味しますので、本業と副業という分け方にはなりません。
副業は一般的に本業以外にサブの仕事を持つ働き方のことを指しますが、パラレルワークはメイン、サブという関係性がなく、複数の仕事を同じ熱量で行う働き方となります。
パラレルワークの働き方は様々です。
fa-user-circle-oA社では正社員、B社では副業社員
fa-user-circle-o正社員をしながら、在宅ワークの副業
fa-user-circle-o正社員をしながら、個人の事業を法人化
fa-user-circle-oアルバイト掛け持ち
fa-user-circle-oアルバイトしながら、在宅ワークの副業
fa-user-circle-o会社員をしながら実家で農業も営む
fa-user-circle-o自営業しながら別の事業も経営
fa-user-circle-o複数の事業を経営するビジネスオーナー
etc
周囲からはメインとサブと見られていたとしても、本人が同じ熱量で働いていれば、それはパラレルワークと言えます。
「兼業」・「複業」・「副業」の違いは?
「パラレルワーク」と似た呼称として、「兼業」・「複業」・「副業」があります。
兼業 | 本業とは別の事業も持つ働き方 |
複業 | 本業を複数持つ働き方 |
副業 | 本業をメインにサブの仕事も持つ働き方 |
厳密な定義があるわけではないのですが、「兼業」や「複業」はパラレルワークの状態に近いと言えます。
パラレルキャリアとの違いは?
「パラレルワーク」とは別に「パラレルキャリア」と呼ぶこともあります。
働き方に大きな違いはありませんが、働く目的に違いがあります。
「パラレルキャリア」は、好きなことや得意な活動を行うことで、社会に役に立つキャリアを形成していく意味合いが強いです。
収入を目的とした働き方ではなく、キャリアアップやスキルアップや自己実現を第一の目的としていますので、必ずしも収入が伴うとは限りません。
仕事とボランティアの両立の場合は、パラレルワークではなく「パラレルキャリア」と呼んだほうがいいでしょう。
パラレルワークのメリットとデメリット
パラレルワークのメリットとデメリットをそれぞれ見てまいりましょう。
パラレルワークのデメリット
パラレルワークのデメリット
fa-thumbs-o-down自己管理が大変になる
fa-thumbs-o-down集中力が分散される
fa-thumbs-o-downプライベートの時間がなくなる
fa-thumbs-o-down今までの友人と距離が生まれる
fa-thumbs-o-down時間管理が大変になる
複数の仕事を掛け持ちすることで、時間管理が大変になります。
それぞれの仕事の納期を守るためには、時間配分を考えながらより計画的進めなければなりません。
fa-thumbs-o-down集中力が分散される
限られた時間のなかで複数の仕事をこなすと時間だけでなく、集中力も分散されます。
1つのことだけに没頭したタイプだと慣れるのに苦労するかもしれません。
fa-thumbs-o-downプライベートの時間がなくなる
限られた時間の中で複数の仕事をしていくには、何かしら削らなくてはなりません。
気晴らしの時間やレジャーに出かける時間が少なくなります。
最近では、働き方の多様化が進み、週休3日制を導入する企業も増えてきました。
パラレルワークで働く環境を求めるのならば、週休3日制の企業で働く考え方もあります。
fa-thumbs-o-down今までの友人と距離が生まれる
働き方が変わると考え方や価値観が変わるので、今まで付き合ってきた友人と話が合わなくなってきます。
考え方や価値観が近い人と時間を過ごすことが増え、今までの友人とは自然と距離が生まれてきます。
パラレルワークのメリット
パラレルワークのメリット
fa-thumbs-o-up収入源を分散できる
fa-thumbs-o-upスキルと経験を広げられる
fa-thumbs-o-upそれぞれの仕事で相乗効果が生まれる
fa-thumbs-o-up仕事の行き詰まりがなくなる
fa-thumbs-o-up好きなことができる
fa-thumbs-o-up収入源を分散できる
1つの事業、1つの会社に依存していると、いざ立ち行かなくなってしまった場合に収入が途絶えるリスクがあります。
複数の仕事を掛け持ちすることで収入源を分散できますので、リスクヘッジになります。
実際、私もコロナショックの時に外の仕事は減ってしまいましたが、在宅の仕事の成果は逆に伸ばすことができました。
fa-thumbs-o-upスキルと経験を広げられる
1つの仕事よりも複数の仕事を掛け持ちすることで見識が広がります。
それに伴って、スキルと経験の幅を広げられます。
fa-thumbs-o-upそれぞれの仕事で相乗効果が生まれる
Aの仕事で得た経験をBの仕事に活かせることができれば、その逆もあります。
複数の仕事の掛け合わせで新しいものを生み出すこともできます。
fa-thumbs-o-up仕事の行き詰まりがなくなる
パラレルワークの働き方に慣れると、新しいことを次々と挑戦することが当たり前の感覚になります。
私も経験がありますが、会社員時代で1つの仕事だけをしていて、自分のキャリアに行き詰まるということがなくなります。
fa-thumbs-o-up好きなことができる
本業ではできないことを仕事にすることができます。
やりたいことを実現するために会社を辞める必要はありません。
パラレルワークの働き方事例とおすすめのサービス【初心者向け】
パラレルワークで働く人にとって、その目的は様々です。
fa-check-square-o収入を増やしたい
fa-check-square-o収入源を複数持ちたい
fa-check-square-oスキルを広げたい
fa-check-square-o見識を高めたい
fa-check-square-o色んな働き方をしてみたい
fa-check-square-o将来起業したい
etc
パラレルワークの働き方の事例とおすすめのサービスについて紹介してまいります。
地方の活性化に貢献したい
人口減少の課題を抱える地方の課題は深刻です。
人口が都市に集中しているなかで、優秀な人材、発想力は地方まで流れてこないところにチャンスがあります。
fa-user地元にすぐには戻れないが、副業としてなら働ける
fa-user地元地域を盛り上げたい
fa-userこの地域であれば自分の強みを活かせる
こうした人にはおすすめの働き方です。
リモートワークの普及によって、都心に住みながらも地方の仕事に携わることができるようになりました。
スキルと経験を地方の企業に還元できる人材と地方の中小企業をマッチングするプラットフォームも生まれています。
おすすめのサービス
好きなことを教えたい
fa-user「好きなことを仕事にできたらいいのにな~」
fa-user「人に教えることを仕事にしてみたい」
本業では難しくても副業であれば、その夢を叶えることもできます。
おすすめのサービス
知識や経験、スキルを教えることが仕事になります。
自分では当たり前のことが、他の人から見ると、すごいスキルに感じることもあります。
実際、私も旅行のプラニングを販売して、予想以上の値段で購入いただいたこともあります。
自分のこれまでの経験を販売してみることで、その価値観に気づくこともあります。
会社の看板なしで実力を試してみたい
fa-user「会社の看板なしでどこまで通用するか試したい!」
fa-user「自分のスキルを活かしてもっと稼ぎたい!」
本業とは別の組織や案件に携わることで自分の新たな一面を見つけることもできます。
おすすめのサービス
本業の会社だけでは、自分の実力や市場価値が見えにくいものです。
本業とは別のステージで実力を存分に発揮できれば、起業や転職など新たなキャリアを見つけることができるかもしれません。
自信はないけどパラレルワークに挑戦してみたい
特別な経験や自信のあるスキルはないけど、パラレルワークに挑戦してみたいという方におすすめのなのが以下の2つ。
fa-caret-rightアルバイトとして兼業する
fa-caret-rightクラウドソーシングサービスで簡単に仕事から始めてみる
●アルバイトとして兼業する
アルバイトでも、スキルアップに繋がる仕事だったり、本業との相応効果の生まれる仕事はあるはずです。
アルバイトの働き方であれば、誰でもできる働き方なので、まずは兼業することに慣れる意味でスタートするのもありです。
在宅でできるアルバイトであれば、平日の隙間時間や本業の休みの日に取り組むこともできます。
●クラウドソーシングサービスで簡単に仕事から始めてみる
パソコンとインターネットの環境があれば、在宅でクラウドソーシングサービスを通じて仕事をすることができます。
アルバイトと違って、案件ごとの取り組みとなることが多いので、まずは短期間で試しめてみましょう。
データ入力など簡単な仕事から始めてみて、兼業に慣れることを目指して取り組めます。
パラレルワークで働く注意点
パラレルワークで働くにあたって注意点もあります。
これからパラレルワークを始める方が注意すべき点をまとめました。
●労働時間の長時間化
本業が複数あることで、無理な労働になりがちです。
自己管理となるので、健康を害さないように注意しなければなりません。
●雇用保険など福利厚生が低減になる
複数の企業で労働をする場合は雇用保険など福利厚生が低減になります。
例えば、A社で週3日、B社で週2日働いた場合、いずれの職場でも勤務時間が週20時間を下回ると雇用保険加入の対象から外れてしまいます。
また、年次有給休暇は週の勤務日数が少なければ少ないほど、付与日数が減ることも留意しておかなければなりません。
参考:雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか!(厚生労働省)
●守秘義務違反
A社の勤務で得た顧客情報をB社の業務に使えば、守秘義務違反となります。
関連業界で兼業をする場合は情報の持ち出しには特に注意しましょう。
参考:「守秘義務」に関する具体的な裁判例の骨子と基本的な方向性(厚生労働省)
【まとめ】パラレルワークの働き方は創造性が豊かになる
働き方が多様化しているなかで、複数の仕事を持つパラレルワークの働き方をする人は増えていくと予想されます。
世界中の労働者がコロナショックを経験して、1つの仕事、1つの事業だけではリスクであることを肌で感じているからです。
雇用保険など労働者への支援制度は、従来のフルタイムワーカーを基準とした制度設計のままで、パラレルワークへの公的なサポートの体制はこれからと言えます。
パラレルワークの働き方が増えていくことで、新しい制度も今後生まれてくるはずです。
また、それぞれの仕事を掛け合わせて新しいものが生み出されたりすることがあります。
物の見方が変わったり、知識や人脈が広がったりして、創造性豊かな人間になることができます。
今の仕事や職場に行き詰まっていたり、働き方を変えていきたいという方は、パラレルワークの働き方も検討してみてはいかがでしょうか?
当ブログでは、この時代を生き抜くための新しい働き方を紹介しています。
働き方を変えたいという方はこちらの記事もぜひご覧ください。
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