
fa-user「コロナで旅行の仕事が激減してるけど、うちの会社大丈夫かな・・・」
fa-user「倒産やリストラもあるのかな・・・」
fa-user「転職した方がいいのかな・・・」
旅行業界にとって、コロナで受けたダメージは想像以上のものでした。
会社は今後のことをあらゆる視点で考えています。
経営者は常に最悪のケースを想定するものです。
コロナウイルスが終息せずにこのまま長引いた場合を想定し、コロナとうまく付き合いながら事業を進めていくことを考えているはずです。
私は過去に旅行会社に13年間勤務をしていました。
現在はフリーランスで法人のWeb制作や営業支援の仕事をしています。
フリーになってから経営者と話す機会も多く、経営者の考え方を学んできました。
そんな観点から、この記事では、旅行業界の今後の動向と旅行業界で働く会社員の今後の働き方について述べてまいります。
この記事をご覧いただければ、不安で立ち止まっているあなたに少しの勇気は与えられるのではないかと思っています。
目次
旅行業界の今後の動向は?
コロナがいつ終息するか分からないなか、旅行業界の今後の動向は2つです。
①終息するまで耐える
②今のものを新しくする
①終息するまで耐える
会社を維持するためにリストラを行い、設備投資をなるべく避け、嵐が過ぎ去るのを待つ方法です。
これには嵐が過ぎ去るまでの資本力と忍耐力が必要です。
資本力と忍耐力が尽きれば倒産します。
終息するまで耐えるの対策
fa-check-square-o旅行事業の縮小化
fa-check-square-o旅行会社の倒産
旅行事業の縮小化
需要に合わせて事業規模の縮小が考えられます。
事業を縮小化するということは、早期退職やリストラが行われる可能性があります。
旅行会社の倒産
経営者によっては見切りをつけて倒産する可能性があります。
衰退していく旅行事業にこだわっていると経営が苦しくなるばかりです。
鉄道系の会社など支えてくれるグループ会社があれば、生き残れる可能性はあるかもしれませんが、そうではない会社にとっては厳しい状況です。
早々に見切りをつけて倒産をさせる会社もあるでしょう。
②今のものを新しくする
待てないと思えば、今あるものを新しくすることです。
家で例えると、コンクリートで隙間を埋めたり、土台を固めたりして、家が倒れない補強をすることです。
旅行をするなら、海外よりは国内、大人数よりは少人数、三密を防ぎながら、少しでもリスクを抑えた旅行形態を考えます。
これまでのような売り上げが期待できない以上、旅行会社はビジネスモデルを変化させなければ生き残れなくなります。
考えるられる対策は以下となります。
今のものを新しくする対策
fa-check-square-o旅行事業からの横展開
fa-check-square-o雇用形態の変化
旅行事業からの横展開
旅行事業は残しつつ、事業を多角化して、旅行事業に頼らない経営を考えます。
雇用形態の変化
新しい事業に必要な人材を探すことになるので、旅行業界以外の人材が入ってくることになります。
雇用もメンバーシップ型からジョブ型雇用になることも考えられます。
旅行業界の今後の雇用について
旅行業界の今後の雇用についても大きな変化があると考えられます。
旅行会社のリストラ
アフターコロナで変化に対応できない旅行会社はリストラを考えることになります。
会社の存続を考えたときには、リストラは選択肢の1つです。
大手企業であれば、早めの発表で少し猶予を与えてくれるかもしれませんが、中小企業であれば突然のリストラも考えられます。
旅行会社の早期退職募集
早期退職の募集もリストラと同じことを意味します。
会社を去るか、残るかの二択になるとはいえ、どちらを選択しても厳しい状況が待ち受けます。
残れば、どこに異動させられるか分かりません。
会社を去ったとしても、早期退職した多くのライバルと転職競争をしなければなりません。
ジョブ型雇用になる
正社員をこれまでのメンバーシップ雇用ではなく、ジョブ型雇用にしていくことが考えられます。
一律の初任給を廃止して、仕事内容と報酬を紐付ける雇用です。
特に旅行会社の業務は多岐にわたるので、ジョブ型雇用にマッチした業種と言えます。
例えば、カウンターセールスで成果を出している人が、法人営業で同じ成果を出せるかと言ったら違います。
企画業務と添乗業務も求められる能力は異なります。
仕事に応じて適したスキルと能力を持った人材を雇用するのです。
大手の旅行会社であれば、国内だけではなく、海外との競争もありますので、競争力を高めるためにジョブ型雇用を導入することは十分に考えられます。
他の業界でも大手企業を中心にジョブ型雇用にシフト化しているので、この波に便乗する可能性は高いです。
ジョブ型雇用による働き方についてはこちらで詳しく解説しています。
勤務時間を減らす
週休5日から週休3日や週休4日になることです。
会社としては、社員の勤務時間を少なくすることで、給料を減らすことができますので、経費削減ができます。
企業としては、仕事がない以上、働いてもらっても給料が出せないですし、貴重な人材を簡単にリストラしたくないので、こうした苦肉の策を講じることも考えられます。
会社が再起を図るための充電期間と考えれば、副業や兼業でスキルアップする機会として、新しいことに挑戦するチャンスとも言えます。
旅行業界の会社員が今後に考えるべき働き方とは
コロナ収束後を見据え、反転速攻の準備をすることで、旅行事業が回復した時に大きくシェアを拡大することも期待できます。
旅行会社で働き続ける以上、こうした準備をしていくことはとても大事です。
一方、先行き不透明な状況で、損切する準備も必要です。
今勤めている会社に万が一が起きた場合を想定した準備をするということです。
旅行会社で働く会社員にとっても、業界が変化する以上、今後の働き方を変えなければなりません。
私は今後、旅行会社で働く会社員の働き方は5つあると考えています。
旅行会社で働く会社員が考えるべき働き方
fa-check-square部署異動する
fa-check-square転職をする
fa-check-square転職活動をする
fa-check-square副業をする
fa-check-square複業(兼業)をする
部署異動をする
旅行業界で働いている人にとっては、できれば続けていきたいと思う人も多いはずです。
これから大きく変わる旅行業界で働き続けるのなら、今までの働き方を変えていかなければなりません。
部署異動を通じて、できることの幅を広げていきながら、今後に必要なスキルと経験を積んでいくことです。
こちらの記事で旅行業界で働き続けたい人に向けて、勝ち残るための戦略と会社員がやるべきことについて解説しています。
転職をする
早期退職やリストラの可能性が高ければ、早めに転職するべきでしょう。
早期対象やリストラが始まれば、転職競争は激化します。
コロナによって、求人募集が少なく、買い手市場(採用する企業側が優位)となっていることで転職活動は困難を極めます。
旅行会社から転職を成功させるポイントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
コロナが終息したら、出戻りすることも視野に入れて転職する方法もあります。
旅行会社もこうした状況であれば、転職されるのも仕方ないと悪い印象は持たれないはずです。
他の業界を知ることは、出戻りする時に必ずプラスになります。
今自分に足りないことやこのスキルを身につけたら旅行会社で更に活躍できると思うスキルがあれば、それを手にするチャンスなのです。
転職の出戻り戦略についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
転職活動をする
もし、うちの会社はまだ大丈夫だという方でも転職活動はするべきです。
いきなり転職するのではなく、転職活動だけはしておくということです。
転職するにはリスクがあっても、転職活動には全くリスクがないからです。
旅行業界の人に多いのが、旅行業界以外でやりたい仕事が見つからないというもの。
私も以前はそうでしたが、これは業界以外の情報が圧倒的に不足してることが原因です。
まずは情報収集することから始めてみてください。
転職サイトの登録しておけば、毎日流れてくる求人情報から、どういう仕事があって、どういう業界かあるのか分かるようになります。
近年は時代の変化が激しいので、2~3年前にはなかった仕事がたくさん見つかります。
「この仕事何だろう?」と思うことも多いはずです。
転職エージェントであれば、エージェント担当者が企業の人事と毎日情報交換をしています。
これから伸びる市場、業績が右肩上がりの企業など、最新の生の声を聞くことができます。
転職エージェントは未公開求人を多く扱っていますので、なかには転職サイトで公開できない情報も直接聞くことができます。
やりたい仕事がないという人でも転職活動をしていけば、やりたいことや自分に合った仕事が必ず見つかるはずです。
転職初心者におすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介していますので、こちらもチェックしてみてください。
副業をする
コロナ前に比べれば、時間は増えているはずです。
時間を捻出しやすい状況で、副業に時間を割けるチャンスなのです。
航空会社の客室乗務員(CA)が航空便の運休と減便で乗務時間が大幅に減る中、空いた時間で保育園や病院、塾、スーパー、保健所、レストランなどで働き始めています。
副業を通じて、本業とは別の収入源を作ることができます。
また、旅行業とは別の分野を模索したり、新しスキルを身に付ける機会にもなるのです。
副業禁止の会社で、給料カットやまともに仕事できる環境でないとしたら、副業を止める権利はありません。
会社が従業員を支えきれなくなっている以上、いつまでも副業禁止しているようなバカな判断をしている企業はいずれ淘汰されます。
副業禁止の法律などありません。
旅行業界においては、副業禁止を守らないリスクより、副業しないことの方がはるかに高いリスクです。
個人が生きていくためには無視してでも副業をやるべきだと私は考えます。
リストラや倒産に備えて、他の業界でも働けるような準備は今からするべきでしょう。
複業(兼業)をする
転職はそれなりのリスクが伴うものです。
こうしたリスクも避けたいという方には複業(兼業)がおすすめです。
会社が終わってから、旅行業界とは違う職種に勤めることで知見を広げていくことができます。
色々な仕事に挑戦していくことで、いずれ本業となりそうな仕事を見つけていくことができます。
今は見つからなくても、知見を広げていけば、やりたいことや自分に合う仕事は必ず見つかるはずです。
最近では副業社員として募集している企業も増えてきています。
こちらの記事では副業(複業)の求人サイトを紹介していますので、どのような求人があるかチェックしてみてください。
働き方の選択肢を複数持つ【パラレルワーク】の働き方についてはこちらで詳しく解説しています。
コロナ前に戻るのは諦めて新しい働き方へ進むべき
会社も個人も旅行事業だけを頼りにしていくことはリスクであると肌で感じていると思います。
会社は生き残るために旅行事業以外の取り組みをすることもあれば、早期退職やリストラをすることもあります。
会社が事業見直しの改革をするように、会社員個人も生き残るために今から手を打つべきでしょう。
私もそうでしたが、旅行業界で働いていると他の分野のことがどうしても疎くなってしまいがちです。
旅行事業以外でやりたいことないという人が多いのです。
こうした原因は、旅行事業以外の情報と学びが不足しているのです。
最初はピントこないと思いますが、「転職」、「副業」、「複業」を通じて、知見が広がります。
新しい情報と自分のこれまでの経験を掛け合わせると、新たな発見に繋がることがあります。
私も旅行業界にいた頃は、旅行以外でやりたい仕事がありませんでした。
しかし、今ではメディア運営とWeb制作の仕事を楽しくしています。
旅行時代はSEOという言葉も知らない人間が、クライント相手にSEOについて語っているのですから不思議なものです。
自分のやりたいことが見つかったのも「転職」、「副業」、「複業」を通して、知見を広げて学んだからです。
コロナによって、これまでの常識が崩れ始めました。
国や企業だけでなく、個人にとっても、新しい働き方に挑戦するきっかけかと思いますので、ぜひ挑戦してみてください。
当ブログでは、この時代を生き抜くための新しい働き方を紹介しています。
働き方を変えたいという方はこちらの記事もぜひご覧ください。
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