
これが常識だと思っている方は一度疑ってみてください。
この常識は親から言われたことなのか、それともドラマや映画で聞いたセリフなのか。
いずれにせよ自分で確かめてない情報なら、その常識に従うのは思考停止以外の何物でもありません。
「好きなことで食っていけるのが少数派」と思っていても、次に考えるべきは「どうすれば食っていけるのか?」という点です。
少数派なら「やっぱり自分には無理だな」と諦めてしまうのは、あまりにももったいないです。
『【仕事を楽しむ考え方】仕事が楽しい人のタイプは2種類』で人間には2種類のタイプがいることを解説しました。
・「何をするか」に重きを置く『to do(コト)』型の人間
・「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視する『being(状態)』型の人間
99%の人間は『being(状態)』型ですが、好きなことを探して、それを仕事にできるのは簡単ではないと思うことでしょう。
しかし、『being(状態)』型の人間も、ある程度好きなものは見つけられます。
具体的にどうやって見つけるのか?
今回は、好きなことを見つけて仕事にする方法について解説します。
本記事をご覧いただければ、仕事の判断軸が得られるようになります。
その前に、『being(状態)』型の人間がどういう状態のなのか、下記の記事で解説していますので、先にこちらをご覧頂けますと理解が深まります。
目次
好きなことを見つける方法
結論から言うと、「得意なこと」を「好きなことに」に近づけることです。
まず前提として知っておいたほうがいいことがあります。
『being(状態)』型の人間にとって、好きなことは、見つけるものではなく、見失うものであるということです。
例えば、100人の子供に夢を聞いてみると、多くの子供が何かしら答えます。
しかし、同じ質問を100人の『being(状態)』型の大人にすると、多くの人が答えられません。
つまり、夢とは、新たに見つけるようなものではなく、ここに至るまで、見失ってしまったものとなります。
『being(状態)』型の人間が好きなことを見つける方法は2つあります。
『being(状態)』型の人間が好きなことを見つける方法
1.他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとこないもの」から探す方法
2.普段の仕事の中で「まったくストレスを感じないこと」から探す方法
「自分ではピンとこないもの」から探す
人はできることより、できないことのほうに目が行くものです。
逆に、他人に褒められること、自分が好きなことというのは、自然とできてしまうので、本当の凄さに気づかないものです。
自分ではピンとこないものの、人から評価されていることに注目して探してみましょう。
「まったくストレスを感じないこと」から探す
次に、普段の仕事中で、「ストレスを感じないこと」から探す方法です。
多くの大人が「やりたいことは?」と聞くと答えられない。
しかし、「やりたいこと」がない大人でも、「小さなやりたいこと」は持っているものです。
それは、他の人はストレスを感じるけど、本人はまったくストレスを感じないことです。
私の場合だと、営業をしていた頃、毎日新しい人と会っていました。
私はまったく苦にならないことでしたが、周囲の人間のなかには、初めて会う人に緊張とストレスを感じるという人もいました。
大変な仕事の中でも、まったくストレスを感じないこと。
それこそが、好きなことに通ずる可能性が高い仕事です。
好きなことから仕事を選ぶ基準を見つける方法
『being(状態)』型の人間が好きなことを見つける方法は理解できたところで、具体的にどうやって仕事に繋げるのか?
好きなことが分かったら、自分の「ラベル」にすることです。
「ラベル」とは、自分だけのキャッチコピーのようなものです。
組織が、個人を守ってくれる時代は終わりました。
いつ会社から放り出されるか分かりません。
その時にひとつのでもいいので、個人として「ラベル」を持っていないと、いくらでも替えがきく存在となってしまいます。
どんなニッチな領域でもいいので、まずは自分自身の「キャッチコピー」を考えることです。
人に見せなくてもよいので、ダサくても、質にこだわらなくても大丈夫です。
そして「キャッチコピー」はいくつ付けても構いません。
「今できること」だけではなく、「これからできるようなりたい」ことでも構いません。
理想や憧れからであれば、たくさん付けることができるはずです。
大事なのは、仮でもいいので、その「ラベル」を付けることです。
そうすることで、こうれからやるべきこと、仕事を選ぶ基準が見えてきます。
私の場合、ざっくり書き出すとこんな感じです。
・テレアポ職人
・ビジネスライター
・トラベルプランナー
「テレアポ職人」という「ラベル」を貼ったことで、この「ラベル」がより強固となるような仕事選びを意識しました。
その結果、より強固な「ラベル」となりつつあります。
好きなものを明確にしたうえで付けた「ラベル」は強いきっかけとなります。
単なる得意なことと違って、好きなことは努力や勉強が苦にならないからです。
嫌々する人や、ストレスを抱えながらする人と比べれば、大きなアドバンテージとなります。
【まとめ】 仕事選びの判断基準
替えのきく存在から脱出するには、以下の2つから「ラベル」にすることです。
・自分の好きなこと
・苦にならないこと
「ラベル」にすることは、理想であったり、まだできないことでも構いません。
ラベルを付けたら、「そのラベルがより強固になるか」という判断基準で仕事を選ぶのです。
ラベルによって選んだ仕事は、苦にならないので、努力できるようになります。
結果、それが周囲との差別化を生み、自分の強みとなり、高い市場価値を生み出します。
当ブログでは、この時代を生き抜くための新しい働き方を紹介しています。
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