
転職活動の方法は転職サイトや転職エージェントを活用するだけだと思っていませんか?
転職先を探すのは、転職サイトや転職エージェントだけではありません。
今回は、転職先の会社を転職サイトや転職エージェントを使わないで転職先の会社を探す方法について解説します。
目次
転職先の会社を探す方法
転職先の会社を探すにはいくつかの方法があります。
転職先の会社を探す方法
1.ヘッドハンティングを受ける
2.転職サイトや転職エージェントに登録し紹介を受ける
3.ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
4.SNS(ソーシャルリクルーティング)を使う
5.友人から紹介してもらう(リファラル採用)
6.直接応募
採用する企業側からすると、上記5つの方法は採用にかかるコストが異なります。
最も採用コストの高いのは1のヘッドハンティング。
2、3、4の順番で、6の直接応募が一番安くなります。
例えば、年収1000万の人を採用する場合、転職エージェントを通じての採用だと、紹介フィー30%で1人300万円近くかかります。
転職サイトにしても求人を掲載するだけで、週単位で数十万円かかったりします。
一方で、直接応募だと0円です。
転職エージェントを利用した時と比べると1人採用するだけで300万円も違うのです。
これだけ費用が違ったら、企業側は当然チャネルを使い分けることになります。
ほっといても人が集まるようなポジションは、ヘッドハンティングや転職エージェントは使わなくなります。
お金を使わなくても人が集まるからです。
その代わり、ダイレクトリクルーティングやSNSなどを使います。
一方で、普通の応募では採れない特殊な職種や、重要なポジションはヘッドハンティングやダイレクトリクルーティングを使います。
なぜなら、そういう人物は今いる会社でも十分活躍していますし、転職活動をしていないからです。
転職市場に出てこないまま、知り合いづてで、良いポジションに転職を決めてしまうこともあります。
こういう人材は会社が自ら狙って採りに行く必要があるのです。
転職エージェントで紹介される案件だけで、転職先を絞ってはいけません。
なぜなら、そこは本当に魅力的な求人が乗っていないことがあるからです。
転職エージェントの利用が悪いというわけはありません。
転職エージェントも活用の仕方によっては、とても有効になります。
ただ、ちょっとした注意点が必要です。
自分が働きたい会社が明確な場合
自分が働きたい会社が明確であれば、様々な手段で仕事を探すことです。
SNSや直接応募、自分で検索するという行為を忘れてはいけません。
・転職先を探すにはいくつかのチャネルがあり、企業は目的に応じてそれらを使い分けている
・転職エージェントから紹介される案件だけで、転職先を絞ってはいけない
・ダイレクトリクルーティング型のサービスや直接応募、友人からの紹介など複数のチャネルを検討する
自分が働きたい会社が明確でない場合
自分が働きたい会社がまだ明確でない場合は、いくつかの求人情報をインプットしていく必要があります。
転職サイトに登録しておけば、求人情報が流れてきます。
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毎日何気なく眺めていると、新たに興味を持つ求人が出てくることがあります。
転職サイトや転職エージェント以外で転職先の会社を探す方法
転職サイトや転職エージェント以外で転職先の会社を探す方法5つです。
・ヘッドハンティングを受ける
・ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
・SNS(ソーシャルリクルーティング)を使う
・友人から紹介してもらう(リファラル採用)
・直接応募
ヘッドハンティングを受ける
転職エージェントは転職を検討する人が自らの意思で利用しますが、ヘッドハンティングは転職の意思がない人に対してアプローチします。
すでに第一線でバリバリ活躍している人がターゲットとなります。
優秀でありながら、転職活動をしていないので、転職市場に出てこない人材です。
こういった人材にヘッドハンターは声をかけ、優秀な人材を求めている企業に紹介します。
ヘッドハンターは常日頃から情報収集して、優秀な転職潜在層を探していますので、ある日突然連絡が入ることがきっかけであったりします。
ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
ダイレクトリクルーティングは企業が人材に直接アプローチする採用方法です。
昨今の人材不足から、優秀な人材を確保する競争率も激しくなってきているため、転職エージェントなどの待ちの姿勢だけでは、人材にの確保が難しくなってきているのです。
転職サイトや転職エージェントを使った転職活動は「エントリー型」と呼ばれ、求職者が働きたい企業を選びます。
それに対して「ダイレクトリクルーティング」はオファー型と呼ばれており、企業が求職者を選びます。
企業からのオファーを受けるには、ダイレクトリクルーティングのサービスを活用します。
>>売り手市場に有効なオファー型の転職【ダイレクトリクルーティング】
SNS(ソーシャルリクルーティング)を使う
SNSを使った転職活動は、企業と求職者の双方がコミュニケーションをとることが可能です。
ダイレクトリクルーティングと似ていて、企業にとっては、自ら人材を探す手段でSNSを利用します。
FacebookやTwitterなどで情報を公開していれば、企業からスカウトを受けることもあります。
友人から紹介してもらう(リファラル採用)
社員が自分の友人や知人を推薦して、人事が選考して採用するリファラル採用。
採用コストを抑えられるほか、社員の直接の紹介ということで企業側も安心感があります。
但し、誘った友人や知人が一緒に働きたいだけの理由で誘っている場合もありますので、自分に合った会社かどうか見極めなければなりません。
直接応募
もし、気になる企業があれば、自らアプローチしてみましょう。
求人募集をしていなくても、魅力的な人材であれば、企業も検討する可能性があります。
求人情報を出していないにも関わらず、積極的に応募してくる人は、企業にとっても魅力的なので、良い人材であれば採用を検討してくれる可能性があります。
『SNSを使った転職【ソーシャルリクルーティング】』で直接応募の事例を紹介しています。
【まとめ】 自分に合った転職活動を見つける
すぐにでも転職をしたい方はエントリー型の転職活動が必要です。
しかし、良い企業と出会えたら検討してみようかなという方にはオファー型で気長に様子をみるという方法もあります。
オファー型の場合、転職サービスやSNSのどちらを活用するにも、自分のプロフィールや活動などを充実させておきましょう。
より魅力なアカウントにしておくことで、オファーがくるようになります。
●転職先の会社を探す方法
エントリー型 | 転職サイトや転職エージェントに登録する |
直接応募 | |
オファー型 | ヘッドハンティングを受ける |
ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う | |
SNS(ソーシャルリクルーティング)を使う | |
友人から紹介してもらう(リファラル採用) |
転職活動の選択肢を転職サイトや転職エージェントに頼るだけでなく、今回の記事を参考に自分に合った転職活動を見つけてみてください
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