令和は3つの自由な働き方(時間・場所・組織)を選ぶ時代

働き方の多様化と柔軟化が進んでいます。

令和時代では自由な働き方が広がり、働き方を自由に選べる時代となるとことでしょう。

 

 

●働き方の多様化

ダイバーシティとインクルージョンの施策で、政府からは非正規社員などの処遇改善や育児・介護・傷病治療などと仕事の両立を推進する方針が出されています。

 

 

●働き方の柔軟化

働く時間・場所・所属が組織によって縛られていたものが、個人の事情に合わせて柔軟的になっていきます。

 

これらの『多様化』『柔軟化』の施策は企業のなかでも徐々に浸透していくとみられます。

 

また、今後は企業のなかで以下の施策の導入が進み、世の中に広がっていくことでしょう。

 

・正規・非正規雇用従業員の間の処遇格差の是正

・介護と仕事の両立に関する教育

・在宅勤務やリモートワーク

 

 

『多様化』と『柔軟化』と言っても抽象的な表現で具体的にどんな働き方があるのか。

 

大きく分けると以下の3つの働き方に分類できます。

 

3つの自由な働き方

・時間に縛られない自由な働き方

・場所に縛られない自由な働き方

・組織に縛られない自由な働き方

 

時間に縛られない自由な働き方

時間に縛られない自由な働き方として企業が実施している代表的な施策がフレックス制

 

時間に縛られないことで自分のペースで仕事を進めることができます。

 

 

●時間の自由が生まれてできるようになること

・これまで参加できなかった子供の授業参観に行くことができる

・土日祝日で大混雑だったレジャーも空いている平日に行くことができる。

・習い事や勉強する時間ができる

・複業や副業がしやすくなる

etc

 

 

働く時間の柔軟化を促進する施策があります。

 

リクルートマネジメントソリューションズが発表している2017年度の『働き方改革』の推進に関する実態調査(対象企業161社)では企業の施策導入状況が分かります。

 

●働く時間の柔軟化に関する企業の施策導入状況

導入実施している 今後導入実施予定
みなし労働時間制(裁量労働制)の導入 42.2% 10.6%
コアタイムをあるフレックス制の導入 41.6% 17.4%
コアタイムの無いスーパーフレックスタイム制の導入 16.1% 13.0%
定時外の会議の削減・禁止 34.8% 13.0%
時間限定正社員制度(所定労働時間未満・週5日未満勤務など)の導入 22.4% 9.3%

※リクルートマネジメントソリューションズが発表している2017年度の『働き方改革』の推進に関する実態調査(対象企業161社)

 

場所に縛られない自由な働き方

場所に縛られない自由な働き方として企業が実施している代表的な施策は以下の3つ。

 

・テレワーク

・モバイルワーク

・リモートワーク

 

自宅や外出先などで働くスタイルです。

 

オフィスでなくても働くことができるので、時間を有効に使える利点があります。

 

ノマドワーカーと言われる、ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末などで喫茶店を仕事場として利用するスタイルも増えています。

 

 

●場所に縛られない働き方でできるようになること

・不要だと思っていたコミュニケーションや打ち合わせが減る

・通勤が不要になる(満員電車から解放)

・家事や子育てできる時間が増える

・生まれ育った出身地で働くことができる

etc

 

 

コワーキングスペースの活用

 

働く場所を自宅にする事も可能ですが、仕事の場所と生活の場所が同じだと気持ちのメリハリが付かないという人もいるかもしれませんね。

 

今は会社や自宅以外にコワーキングスペースなどで働く人もいます。

働く場所も多様化しているのです。

 

コワーキングスペースは会社で使用料を負担するなど、積極的に活用している企業もあります。

 

最近では、駅ナカで使用できる駅ナカ×シェアオフィスなどもあります。

駅ナカ×シェアオフィス

 

まだ東京駅、新宿駅、品川駅のみですが、利用者が増えれば、拡大していく可能性があります。

ちょっとした時間に利用することもできますし、移動中にパソコンを利用したい、電話したいと思った時にも利用できます。

 

 

地方創生・地域貢献に活用できる働き方

最近ではUターンやIターン希望者も増えてきています。

※Uターンとは、進学・就職などの理由で現在の居住地に移った後、生まれ育った出身地に戻って就職もしくは転職すること。

※Iターンとは、出身地以外の場所に就職もしくは転職すること。

 

転職を機に地元に戻るケースや地方へ出て行くケースもあります。

 

町に足りない機能を持つ人に仕事ごと移り住んでもらう「ワーク・イン・レジデンス」や、IT企業のサテライトオフィスを誘致して人材を集める地域もあります。

 

地域の特徴を生かしながら、自分のやりたいことやビジョンを通じて、新たな価値を生み出し、その地域に貢献する活動ができます。

 

中途採用の求人企業と人材紹介会社をつなぐプラットフォームを提供する「グルーヴス」も地方創生に取り組んだプラットフォームスキルシフトでサービス提供しています。

人材不足に悩む地方企業と、都市部で働く正社員のニーズをマッチングするサービスです。

 

 

応募する人は副業として利用することが多く、地方企業の募集が追い付いていないほど需要があるようです。

 

 

●働く場所の柔軟化に関する企業の施策導入状況

導入実施している 今後導入実施予定
地域限定正社員制度の導入 35.4% 16.1%
在宅勤務制度、リモートアクセスツールの整備 34.2% 32.3%
オフィス・自宅以外での勤務を可能とする制度・ツールの整備 32.3% 29.8%
オフィスのフリーアドレス化(固定席の削減・廃止) 22.4% 11.8%
サテライトオフィスの設置 11.2% 11.8%

※リクルートマネジメントソリューションズが発表している2017年度の『働き方改革』の推進に関する実態調査(対象企業161社)

 

組織に縛られない自由な働き方

組織に縛られない働き方と言ったら、ひと昔前まではこんなイメージでした。

 

起業して自分の事業を持つこと。

 

最近では、独立して企業などの仕事を請け負うフリーランスの道を選ぶ人も増えてきました。

フリーランスも企業という組織の枠にとらわれない働き方の1つです。

 

最近まで、フリーランスと言えば、クリエイターやデザイナーなど専門職の人がする働き方というイメージがありました。

 

仕事を依頼する企業側としては不安や信用面がネックとなり、フリーランスの活用に対しては消極的でした。

 

企業による仕事の外部委託と個人の専門的なスキルにそれぞれ重要がありながらも、双方でマッチングができていなかったのです。

 

しかし、インターネットのインフラを活用し、不特定多数の社外の人材に業務を委託する「クラウドソーシング」の普及により状況が変わりました。

 

クラウドワークスランサーズを代表とするクラウドソーシングは、単に仕事と人のマッチングだけではなく、発注者と受託者の間の金銭のやり取りの保証をしたり、双方の信頼も担保されたインフラとなっています。

 

このような環境の整備で、ビジネスが成立しやすくなり、クラウドソーシングの市場規模は大きく成長しています。

 

 

働く場所は国境を越える

組織に縛られない働き方を選択している人の中には、国境を越えた場所を選択している人もいます。

 

働く場所も国を選ぶ時代になっているのです。

 

 

SNSが普及してきた現代では、こうした情報を簡単に得ることができるようになりました。

 

東南アジアは日本より生活費が抑えられるので、無駄な出費を抑えられる利点があり、事業のスタートとして選択する人もいます。

 

 

●組織に縛られない働き方でできるようになること

・通勤が不要になる

・家事や子育てできる時間が増える

・複業や副業がしやすくなる

・自分がしたい仕事をその都度選べる

・起業や独立の道も見えてくる

etc

 

 

●所属の柔軟化に関する企業の施策導入状況

導入実施している 今後導入実施予定
退職・転職した人材の出戻り採用 56.5% 16.1%
多様な長期休暇制度の整備(ボランティア、留学など) 33.5% 13.7%
転勤の見直し(現地採用を増やす、家族の事情に配慮するなど) 31.1% 19.9%
OB・OG(退職者・転職者)との関係性維持の公式ネットワークの構築 23.6% 7.5%
副業・兼業の許可・促進 8.1% 10.6%
フリーランス人材の活用 7.5% 4.3%
副業・兼業者の採用・活用 1.2% 5.6%

※リクルートマネジメントソリューションズが発表している2017年度の『働き方改革』の推進に関する実態調査(対象企業161社)

 

自由な働き方を選択することで求められるセルフマネジメント力

働き方の多様性が広がれば、個人、企業、社会にとって良い点がいくつも生まれてきます。

 

一方で、働き方を自由にし過ぎると、「過剰労働・長時間勤務化」「公私の切り分けができない」など、デメリットと感じる人もいることでしょう。

 

自由な働き方が選べる時代だからこそ、セルフマネジメント力がより求められることになります。

 

仕事の生産性を上げて、ワークライフバランスを実現するためには、自分なりの働き方を選択をすることで可能になります。

 

会社で優秀な成果を残してきた人が脱サラして、思うような成果を出せないケースがあります。

今まで会社の看板で仕事をしていた人が陥るケースです。

 

組織に縛られない働き方を選択するには、個人の能力や価値を高める必要もあります。

 

言い換えると、今まで縛られていることで得ていた会社という後ろ盾と引き換えに、自由を得ることで、セルフマネジメントが問われるのです。