「このまま今の仕事を続けていても先行き不安・・・。」
「どんな働き方自分に合っているか分からない・・・。」
もしあなたがキャリアについて迷っているならば、この記事はあなたにとって、とても重要なものになるでしょう。
なぜなら、40代で200万~400万を行き来していた私の年収が800万円を超え、理想とする『時間・場所・組織に縛られずストレスのない自由な働き方』を手に入れることができたからです。
多様な働き方ができるようになった現代では、自由な働き方が選択ができる反面、選択肢が多すぎて迷ってしまう人もいます。
実際に私もどんな働き方が自分に合っているのか分からず、41歳まで人生を迷走していました。
そんな私の人生を大きく変えてくれたのが『マーケティング』です。
一般的に『マーケティング』は事業を最適化するために様々な意味として使われています。
- 戦略を決める
- ブランディングする
- 戦術を決める
- 戦術を実行する
- SEO
- 広告
- Web制作
etc
マーケティングの原理原則に基づいて、キャリアの設計と戦略を立てることで、あなたが理想とするキャリアの実現性を高めてくれます。
私もキャリアにマーケティングを取り入れることで、「経済的な自立」と「ストレスのない自由な働き方」を実現することができました。
本記事では、キャリアを最適化するための『キャリアマーケ』について解説します。
マーケターではないし、マーケティングなんてよく分からない・・・。
マーケティングは全ての職種に役立ちますし、仕事だけでなく人生そのものに活かすことができます。
マーケター以外の方こそ、ご覧いただきたいと思っております。
この記事を書いた人
著者情報(プロフィール)
現在、私はフリーでクライアントワークをしています。
これまで大企業から中小企業、正規雇用から非正規雇用、外資系企業のフルコミッション営業など、様々な働き方を経験してきました。
私のこれまでのキャリアを事例に紹介してまいります。
本記事をご覧いただくことで、あなたも理想な働き方を実現できるようになるはずです。
キャリアのマーケティングとは【3つのポイント】
キャリアのマーケティングとは、自分のキャリアを実現するために、マーケティングの原則や戦略を活用することです。
それにはゴールから逆算したキャリアを設計し、マーケティングに使われるフレームワークを活用したキャリア戦略とマーケティング思考を用いることが重要です。
- キャリア設計
- キャリア戦略
- マーケティング思考
マーケティングを活用することで自分のキャリアを最適化できるよ。
①キャリア設計
キャリアを設計するうえで重要な考え方がゴールから逆算したキャリア設計です。
課題を解決するために「バックキャスト」と「フォアキャスト」という思考法があります。
「バックキャスト」は、未来の目標を起点として、そこから逆算して解決策を考える思考方法です。
一方で、「フォアキャスト」は現在を起点として、未来を予測する思考方法です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
バックキャスト思考 | ・目標(なりたい姿)が明確で途中STEPも立てやすい ・目標達成に必要なアイディアが生まれやすい ・キャリアの選択肢が広がる | ・目標設定が高すぎるとSTEPのハードルが高くなりギャップが生じる ・途中挫折やモチベーションの維持が難しい |
フォアキャスト思考 | ・実現性の高い目標設定がしやすい ・過去と現在の状況を分析して目標設定できる | ・未来の目標が曖昧になる ・近視眼的思考に陥りやすい ・イノベーション的な取り組みができない |
マーケティングの世界では「バックキャスト」の思考法がよく用いられます。
「バックキャスト」の思考法は理想のキャリアを実現することにも有効です。
そのためには、中長期的なキャリアビジョンを描き、そのゴールへと向かうための筋道や施策を考えていきます。
自分が進みたい方向やポジション、役割などのビジョンを描きます。
ちょっと頑張ればクリアできるハードルに設定しましょう。
目標STEPのハードルが高くなりすぎると、ギャップが生じて挫折の原因となります。
中長期的な目標を立てることで、キャリアの方向性が明確になるので、短期的な目標も立てやすくなります。
中長期の目標を実現するために、今やるべきこと(短期目標)は「これだ」というのを見つけます。
今やるべきことが明確になれば、目の前のことに集中して取り組めるようになります。
短期目標が達成できれば、結果的に中長期の目標達成に近づくことができます。
将来のキャリアがイメージできない方は、理想のキャリアプランの立てるところから始めてみましょう。
下記の記事で理想のキャリアプランの立て方について解説していますので参考にしてみてください。
②キャリア戦略
マーケティングに使われるフレームワーク(枠組み)を活用して、自分のキャリアに落とし込みます。
- 3C分析
- SWOT分析
- STP分析
- 4P分析
etc
自分の価値やスキルをマーケティングのフレームワークにあてはめて考えることで、次のことが分かるようになります。
- 需要のある場所
- 自分の強みが活かせる場所
- 周囲と差別化できる場所
- 現在の自分の年収
- 将来目指せる年収
「自分」を市場に売り出すためのキャリア戦略を考えます。
市場から求められる人材になるためには、市場の需要に応えるスキルを身につけます。
自分が働く業界または職種で求められるスキルを習得したり、時代の変化を予測しながら新しい技術の学習に取り組むことが大事です。
また、新しい職場への異動や転職、社内プロジェクトの挑戦、副業の取り組みは、成長の機会につながります。
③マーケティング思考
自分のキャリアをマーケティング思考で考えると、今やるべきことが明確になります。
時々、「やりたいことが見つからない」と言って、自分のキャリアについて迷ってしまっている人を見かけます。
マーケティング思考で考えた場合、「やりたいこと」を探すのではなく、「求められること」を探します。
「やりたいこと」が見つからなくても、「相手がしてほしいこと」を見つけることは簡単です。
- 目の前にいる相手の期待に応える
- 周囲の期待に応える
- 市場で求められていることに取り組む
これらの視点で仕事に取り組むと、相手に喜んでもらえたり、周囲に感謝されたり、市場からオファーがきたりします。
結果的に成果につながりやすいので、自分の実績を作りやすくなります。
また、周囲から認められて、やりがいや継続力も生まれます。
私もフリーになってからテレアポの仕事で成果を残すことができましたが、テレアポはそこまで好きではありませんでした。
しかし、テレアポのお仕事で依頼を頂けることが多く、私にとっては市場から求められる仕事でした。
クライアントの期待に応え続けた結果、案件が継続となったり、報酬単価が上がったりします。
結果的にフリーランスとしての働き方も安定し始めました。
仕事の起点は「自分を起点とした考え方」と「相手(市場)を起点とした考え方」の2つの考え方があります。
マーケティング思考は「相手(市場)を起点とした考え方」です。
キャリアにマーケティング思考を取り入れることは「個」の時代で生き残る生存戦略となるのです。
マーケティング思考を身につけるには、人生そのものをマーケティング視点で考えることを習慣化しなければなりません。
もっと深く学びたい方は、井上大輔さんの『マーケターのように生きろ』が参考になりますので、ぜひ読んでみてください。
『キャリアマーケ』を立ち上げた背景
『キャリアマーケ』のメディアを立ち上げた背景についてお話ししたいと思います。
理想のキャリアを実現するためには、マーケティングを取り入れることが重要であると強く感じたからです。
キャリアにマーケティングを取り入れる考え方は私自身のキャリア経験から導き出したものです。
私のこれまでのキャリアを振り返りながら紹介してまいります。
キャリアを真剣に考え始めたきっかけ
旅行会社時代の私は将来に絶望していました。
新卒で入社した大手旅行会社が私のキャリアのスタートです。
毎年、数百名規模の新卒を一括採用している会社でした。
毎日終電時刻になるまで働く環境でしたので、20代は目の前の仕事で精一杯の状態でした。
30代を迎えると、周囲のことや将来のことに目を向けるようになります。
「給料がもう少し欲しいけど、他の業界はどうなんだろう?」
「上司を見ても憧れないし、この会社で出世して幸せになるのだろうか?」
「この会社をこのまま続けていって大丈夫なのか?」
36歳になった時に、転職の誘いがきっかけとなり、生命保険会社へ転職しました。
異業種へのキャリアチェンジを決めた理由は以下の4つです。
- 給料の不満
- 他業界に比べて低い年収
- 一つの会社で終える人生の後悔
- 他の業界を知らない人生の後悔
マーケティングを始めたきっかけ
転職先での会社はフルコミッションの生命保険会社でした。
わずか2年で挫折して退職することになったのですが、この退職をきっかけにマーケティングに興味を持ち始めました。
挫折した理由はいくつかありましたが、見込み客の集客ができなかったことが原因の一つでした。
集客できないとプレゼンすることもできません。
プレゼンする機会がなければ受注にもつながりません。
保険業界に限らず、どんなビジネスでも集客は重要です。
身を持って集客の重要性を知った私は「マーケティングを学びたい!」、「マーケティングに関わる仕事をしたい!」と思うようになりました。
マーケティングを学べる仕事は何かと考えたときに思いついたのがブログでした。
ブログで集客し広告収入で稼ぐことができれば、マーケティングのスキルが身につくのではと考え、2018年にブログ運営をスタートします。
ただ、ブログを始めてすぐに稼げるわけではありません。
ブログで稼げるまでは、アルバイトで最低限必要な収入を維持し、できる限りブログに時間を使える働き方を選択しました。
マーケティングの仕事をした結果
ブログで稼げるようになるまでには約2年かかりました。
ブログで数十万、数百万稼ぐつもりでしたが、月5万円ほど稼げるようになったタイミングでクライアントワークにシフトし始めます。
- ブログだけで稼ぐことに不安を感じたから(Googleアルゴリズム変動などのリスク)
- ブログを通じて学んだマーケティングスキルを他の仕事でも試してみたくなったから
- 一人で成し遂げる仕事だけでなく、チームで取り組む仕事もやってみたくなったから
フリーでクライアント向けにマーケティング支援の仕事を始めました。
- インサイドセールスコンサルティング
- インサイドセールス立ち上げ支援
- インサイドセールス組織マネージメント
- インサイドセールス代行
- Webマーケティングコンサル
- オウンドメディア運用代行
- Web制作
これまで経験してきた営業とブログの知見やスキルを活かすことで、クライアントが求める成果につなげることができたのです。
クライアントワークに携わる前は、ブログ運営と並行してテレアポのアルバイトをしていました。
クライアントの期待に応えることで、私の働き方が良い方向に進み始めたのです。
- これまで続けていたテレアポの代行依頼が増え始める
- インサイドセールスのコンサル依頼が増える
- 過去に受注したクライアントからご紹介やリピートの依頼が増える
- 受注済みのクライアントからマーケティング案件を追加受注
フリーランスとして働くうえで、一番の不安だった仕事の案件数が安定し、会社員時代の収入を大きく上回ることができました。
キャリアにもマーケティングを取り入れた結果
クライアントワークを通じて、様々な事業のマーケティングに携わった結果、ある共通点に気がつきます。
マーケティングを取り入れることで、競争優位性を手に入れられるということです。
現代ではどの業界、どのビジネスでもコモディティ化されており、競争相手がいます。
競争相手がいる中で勝ち筋を見つけなければ、生き残ることはできません。
これは事業に限らず、個人のキャリアにもあてはまります。
多くの日本企業が年功序列の終焉を迎えました。
社内の競争相手に勝つことで出世への道が開かれます。
転職するには複数の候補者からあなたが選ばれなければなりません。
事業と同様にキャリアでも競争相手がいて、その中で勝ち筋を見つけなければ、あなたが希望するキャリアを実現することはできないのです。
私は大手企業、フルコミッションの外資系企業、アルバイト、フリーランス、様々な働き方を経験してきました。
この経験の中で自分が目指す理想の働き方を見つけることができました。
- 時間と場所、組織に縛られない自由な働き方
- 経済的に自立した働き方
- ストレスのない働き方
私自身のキャリアにもマーケティングを取り入れた結果、44歳で自分が理想とする働き方を実現することができました。
【まとめ】あなたの理想のキャリアをマーケティングで実現
自ら立てたキャリアプランを実現させるためには以下3つの軸が大切です。
- キャリア設計
ゴールから逆算したキャリア設計
→キャリアの目的に必要なスキルと経験を積む - キャリア戦略
「自分」を市場に売り出すためのキャリア戦略
→マーケティングに使われるフレームワークを活用して自分のキャリアに落とし込む - マーケティング思考
→キャリアをマーケティングの視点で考える
プロフィールでも紹介していますが、私はマーケティングによって、「経済的な自立」と「ストレスのない自由な働き方」を手に入れることができました。
マーケティングは事業の最適化だけでなく、個人のキャリアにおいても活用することができます。
キャリアにマーケティングを取り入れることで、理想の働き方を最適化できるのです。
キャリアをマーケティングする
当ブログでは、キャリアのゴールから逆算したキャリア設計と戦略を発信してまいります。
クライアントワークで発生したお仕事を定期的にLINEで紹介しています。
Webライティングやインスタグラム運用、テレアポなどの仕事があります。案件を探している方はチェックしてみてください。
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