旅行会社から転職した理由と30代後半で異業種へ挑戦できた理由

私が最初に勤めた会社は旅行会社でした。

 

旅行が好きという理由で選んだ業界で13年間勤めてきました。

 

働いていくなかで感じた不安と、あるきっかにより30代後半で転職することになりました。

 

本記事では、私が旅行会社から転職した理由と36歳で未経験業界に挑戦して感じたことを紹介したいと思います。

 

 

旅行会社時代の仕事

私が大学を卒業して就職した会社は大手の旅行会社。

 

1つの会社に13年間勤めてきましたが主に経験してきた業務はこちらです。

 

・店頭でパッケージツアーや航空券の販売と手配

・出張手配の管理

・旅行の企画

・旅行サイトの運営管理

・広告による集客

・社員旅行の営業と手配

・添乗

 

旅行会社時代の13年間の詳しい経緯はこちらの記事でまとめています。

 

 

旅行会社から転職した理由

私が旅行会社から転職した最大の理由は将来への不安です。

 

仕事を続けていくなかで、先のことも少しずつ見えてくるようになるのですが、徐々に将来への不安を感じ始めるのです。

 

●私が旅行会社で働いていて感じた不安

・お金の不安(給与)

・キャリアアップの道が狭い

・キャリアアップ後のリターンに魅力を感じない

・毎年優秀な後輩が入社してくる

・時代の急速な変化

・20代の頃と比べて体力が落ちている

・明るい未来が想像できない

 

 

旅行会社から転職から理由1:お金の不安

旅行業界の給与水準は高くなく、20~30代の平均年収で300~400万ほどです(200万円台の会社もあります)。

 

ほとんどの会社が薄利多売のビジネスモデルで、私が勤めていた会社もそうでした。

 

毎年、給与は少しずつ上がっていましたが、それでも数千円ほどです。

ボーナスも年2回出ますが、景気や世界情勢に左右されますので、ボーナスの金額は安定しません。

 

他業種で働く学生時代の友人と会う度に、毎月の給与やボーナスの話になります。

あまりの金額の差にショックを受けていました。

 

仕事は多忙でストレスもたまる仕事だったので、ストレス発散するために趣味の洋服を爆買いしたりしていました。

かなりの浪費癖があったため、毎月カード返済に追われ、財布の中はいつもスッカラカン。

 

30代に突入すると、周囲は結婚や出産、マイホーム購入などの話題になり、このままの金銭状況では幸せな未来は訪れないなと感じ始めていました。

 

昇進による昇給も先輩の話から、それほど上がらないことは分かっていました。

 

先々のことを考えれば考えるほど暗い気持ちになるので、多忙な毎日を過ごしながら不安になるようなことは考えないようにしていました。

 

 

旅行会社から転職した理由2:キャリアアップの道が狭い

旅行会社でのキャリアパスは大きく2つに分かれます。

 

旅行会社でのキャリアパス

・会社の売上に直結する営業部門

・営業部門を支える管理部門(間接部門とも言われています)

 

私の場合は13年間営業部門にいました。

 

当時、28歳で主任だった私が考える選択肢は3つありました。

①営業所長 ⇒ エリアリーダー ⇒部長

②営業部門 ⇒ 管理部門

③海外転勤 ⇒ 海外支店の所長または企画などの管理部門

 

私の勤めていた会社では早い段階で出世していくには①の方法が有効でした。

 

しかし、1つの道を極めるだけではいずれ行き詰まってしまうと考えていた私は②の道を考えていました。

 

②の道を選ぶにも、どのタイミングで管理部門に異動するべきかは難しい判断でした。

旅行会社の業務は多岐にわたりますので、管理部門に異動して一から学ぶことも多くあります。

 

営業部門と管理部門では業務タスクや追うべき目標もそれぞれ違いますので、お互いの意見がぶつかることもあります。

 

昇進で上に行くほど、営業部門と管理部門をまとめていくマネージメントが求められるので、それぞれの部門を経験していくことが大事だと考えていました。

 

③についても、いずれ経験しておかなければならないと思っていました。

海外勤務となると語学力は必須でした。

語学力のなかった私にはハードルが高く、勢いのある若いうちに挑戦しておけばよかったかなと少し後悔しています。

 

年次を重ねると色んなことを考えだし、決断を鈍らせます。

 

逆に、若いうちは分からないことがあっても、あまり深く考えていなかったせいもあり、勢いだけで思い切った決断ができました。

 

どの会社でも同じですが、ポストの数には限りがりますので、上の役職を目指すほど競争が激化します。

 

営業所長を目指すにも、1,000人の従業員の会社で営業所が50か所しかなければ、営業所長になれるのは50人だけです。

 

昇進を目指している者同士、競争に勝たなければなりません。

すぐにでも営業所長になってもおかしくない実力があっても、椅子が空いてなければ昇進できないのです。

 

私は、毎月優秀な成績を残し続けてきたわけではないのですが、当時の営業所長の異動により、ところてん方式でタイミングよく所長になることができました。

28歳で営業所長への昇進は当時としては比較的早いほうだったと思います。

 

昇進は人事異動や退職などのタイミングにも左右されます。

 

営業所長になってから、その上となるエリアリーダーが見えてくるわけですが、上を目指せば目指すほどライバルもより強敵になりますし、求められる能力と責任のハードルも上がってきます。

 

 

旅行会社から転職した理由3:キャリアアップ後のリターンに魅力を感じない

昇進すればするほど、会社から求められる能力と責任も高くなります。

そこにやりがいを感じることができれば、仕事への充実感を味わうことができるでしょう。

 

私もやりがいや仕事の充実感を得たい気持ちもありました。

 

しかし、それだけではありません。

昇進に伴う収入アップも望んでいたのです。

 

収入アップは私だけでなく、多くの人が望むことでしょう。

 

当時、社内の給与制度は細かく開示されることなく、「部長になると月の給料が〇〇万円みたいだよ」と社員同士の噂で、それぞれの役職の収入をイメージしていました。

 

旅行業界の部長レベルだと年収は600~800万ほどになるかと思います。

部長になるなら年収1000万以上は欲しいと思っていた私には魅力に感じることができませんでした。

 

その後、生命保険の業界へ転職し、様々な業界の収入状況が分かるようになるのですが、前職で勤めていた会社の社長の年収をその後に知り愕然とするのでした。

 

 

旅行会社から転職した理由4:毎年優秀な後輩が入社してくる

毎年多くの新入社員が入社してきます。

 

年々感じていたのは、新入社員の能力が高くなってきていること。

 

例えば、英語の語学力で見た時に、私が入社した頃は英語を苦手とする人が多くいました。

 

旅行会社なので、英語が話せて当たり前と思う方もいるかと思いますが、当時は半数以上の社員は英語が話せませんでした。

 

近年はグローバル化が進み、採用基準も変わってきていることもあって、英語を話せる新入社員も増え始めました。

 

 

外国人の採用や異業種の採用にも積極的になり、自分より若くてポテンシャルの高い社員が増えたことで、自分自身もっと成長しなければ居場所がなくなると危機感を感じたのです。

 

 

旅行会社から転職した理由5:時代の急速な変化

私は営業所長を勤めていた経験があるのですが、主に電話や来店による航空券販売の営業所でした。

 

他の旅行会社が扱わない特殊な航空券を販売していた為、売上も右肩上がりで伸び、時には月間で関東1位の成績だったこともありました。

 

 

インターネットの普及が進み、ネットで航空券が購入できるようになると、営業所の成績も落ち始めました。

 

今では航空券はネットによる自動予約が主流となっています。

 

インターネットやロボットが人の仕事を奪っていく急速なテクノロジーの変化に自分自身も仕事のスキルや能力の幅を広げていかなければと危機感を持ち始めました。

 

 

旅行会社から転職した理由6:20代の頃と比べて体力が落ちている

仕事は毎日夜遅く、日によっては日付を跨ぐこともありました。

 

20代の頃は体力もありましたのでそれほど問題視していませんでした。

朝まで飲んで徹夜明けで仕事行くことができる体力もありました。

 

30代を過ぎると、仕事の疲れも抜けなくなり、日に日に疲れがたまり、休みの日は出かける体力もなく、1日寝て過ごすことも増えてきました。

 

仕事の幅を広げるために英語を勉強したいという思いもあったのですが、その余力と気力も徐々に奪われていきます。

 

仕事以外の日を寝て過ごす時間が増え始め、このまま会社に全てを捧げる人生はどうなのかなと疑問を持ち始めていました。

 

 

旅行会社から転職した理由7:明るい未来が想像できない

私は、このまま今の仕事を続けていくことを考えた時、明るい未来を想像することができませんでした。

 

会社を続けていくことで、

 

「金銭的に大丈夫か?」

「このまま同じ会社で仕事を続けて成長できるのか?」

「自分は何を目指したいのか?」

「この先幸せな人生を送れるのか?」

 

不安ばかりで、何一つ明るい未来を想像することができませんでした。

 

ただ、辞めたところで、どうしたいのかも分からず、続けていくこと以外の選択肢が思いつきませんでした。

 

 

転職を考えていなかった私が転職することになったきかっけ

仕事で多忙な日々を送り続けていくなかで、ある価値観に縛られていました

 

「これが仕事だし、これが人生、みんな同じなんでしょ」と。

 

退職するまでは、旅行会社で働くサラリーマンの生活しか知らなかったのです。

会社員として多忙な日々を送り続けることが自分の働き方の全てだと思っていました。

 

 

入社して10年目を迎えた時期に外営業の部署へ異動することになりました。

 

とある日、営業中にお会いした会社との出会いが転職のきっかけになるとは、その時は思いもしませんでした。

 

 

30代後半に初めての転職  異業種へ挑戦できた理由

 

36歳初めての転職を経験することなりました。

 

転職先は旅行業界とは異なるフルコミッションの外資系生命保険業界

 

フルコミッションとは?

完全歩合制の報酬形態で、成果に応じて報酬が決められる働き方です。

基本給というものはありませんので、きちんとした成果を上げなければ収入にならないリスクが伴います。

しかし、上限がないため、大きな成果を上げることができれば、報酬も大きくなります。

 

転職のきっかけとなる出来事は、営業先の会社の社員旅行のプレゼン。

 

私が提案したプレゼンが面白かったようで、いい感触を掴んだ状態で次回もお会いする約束をしました。

 

その後、旅行の話を進めながら、お互いの営業についても情報交換するようになりました。

 

何度か会って営業の話を聞いていると、同じ営業職とは思えないほど、営業の考え方やノウハウのレベルが高く、扱う商材が違えど、私が勤めている会社との次元の違いに驚かされたのです。

 

話を聞いているうちに、

 

「自分は今後どうなりたいのか?」

 

将来のことから逃げてきたこと、いつのまにか夢を諦めてきた自分に気付かされました。

 

今の会社では、ある程度収入が固定化され、将来の収入も予測できるようになっていました。

そんな心境のなかで、自分のやりたいことや夢を徐々に諦め、人生観も徐々に小さくなっていたのです。

 

話を聞いているうちに、徐々に人生へのモチベーションが復活し始めました。

 

自分がいつの間にか諦めていた夢をもう一度持つきっかけを与えてくれた会社だったのです。

 

この会社の考え方、営業のノウハウ、これらを自分のものにしていきたいと強く思うようになりました。

 

自分とは真逆の働き方と人生観を見つけ、別世界の働き方に興味を持ったことが異業種へ挑戦できた理由です。

 

転職先の生命保険会社で働きたいと思った理由

・夢を持つことができたこと

・転職先の会社の考え方に共感できたこと

・営業について深く学びたいと思ったこと

 

当然、異業種なので、保険については一から学ばなければなりません。

未知の世界への不安など、心配することはたくさんありました。

 

このまま転職せずに将来の不安を抱えたまま続けていくのか、それとも明るい未来へ向け夢を叶える為に新しい業界に挑戦するべと考えた時に、迷いはありませんでした。

 

フルコミッションなので、これまでの収入を下回る可能性があることも分かっていました。

とにかく何とかしたいと思っていた状況のなかで、現状からの脱出と、夢を叶えたいという想いが強かったのです。

 

 

転職を決めた時の周囲の反応

転職について周囲から反対されることが予想できていたので誰にも相談しませんでした。

 

周囲に話したのは転職が決定して、会社へ退職を伝えた時でした。

 

転職することを話すと、周囲のほとんどの人から反対されました。

 

反対する人は長く会社勤めている人たちばかり。

 

反対してくる人に人生の考え方や将来についての話を聞いてみても、特に自信と誇りを持って話せる人はいませんでした。

今まで積極的に挑戦をしてくることもなく、特に何か夢を持っているようでもありません。

 

「このまま今の会社にいても、いいことないのは分かっているけど転職する勇気がない」

「良い条件の転職先が見つからない」

「お前はいいよな」

 

という妬みも聞こえてきました。

 

少数でしたが、応援してくれる人は今まで色んな事に挑戦してきたり、夢を持っている人たち。

 

価値感の近い人とは共感できる部分もあり、どういう人と働くべきか、働く環境はとても大事だと感じます。

 

 

転職後に変わったこと

 

転職したことで人生のモチベーションがアップしました。

 

生命保険業界に飛び込んだことで、苦労することも多くありましたが、達成したい人生の目標が明確にできたことで、邁進することができました。

 

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